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畔吉諏訪神社大山石灯籠

印刷用ページを表示する 掲載日:2013年4月11日更新 ページID:0064149

市指定有形民俗文化財

(ふりがな)   あぜよしすわじんじゃおおやまいしどうろう 
【文化財名】  畔吉諏訪神社大山石灯籠
【指定番号】  第88号
【種別】     民俗文化財・有形民俗文化財
【員数】     1基
【指定年月日】 平成24年3月22日
【所在地】    畔吉諏訪神社(上尾市大字畔吉)
【概要】
 上尾市域では、江戸時代から遠隔地の有名社寺を信仰対象とする代参講が盛んに行われ、その中で特によく行われてきたものに大山講があります。
 大山講は、神奈川県伊勢原市の大山阿夫利神社を信仰する講として結成され石尊講とも呼ばれました。大山灯籠は、この大山講の関連行事です。
 大山阿夫利神社は、大山山頂に本社があり、山開きの期間のみ参拝登山ができるものとされてきました。この山開きの期間が7月27日から8月17日までであり、大山灯籠はそれぞれの講の地元で、代参者の安全を祈るため、山開きの期間に立てられました。
 上尾市内の大山灯籠の多くは木製の組立て式で、その時期になると地元の神社や集会施設、道端などに立てられます。周囲に竹を四本立て、これに注連縄を巡らせ、毎晩灯明をともしました。
 畔吉の大山灯籠は、木製の灯籠でなく石灯籠が常設されています。石灯籠の大山灯籠は、類例も見られますが、市内では畔吉と領家の二か所にとどまる貴重な例です。この石の大山灯籠でも、毎年7月下旬から一週間、大山灯籠行事を行っています。
 石灯籠の裏面には、元治元(1864)年の紀年銘があり、正面には「大山石尊大権現」と大きく刻まれ、紀年銘とも含め神仏習合時代の造立とみられます。このほか、造立主体や制作石工も刻銘から明らかであり、上尾市域における大山信仰の状況を知るうえで貴重な文化財といえます。

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上尾市史
第九巻別編2 金石・文化財(平成11年3月31日)

畔吉諏訪神社大山石灯籠

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