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馬喰新田の寛政十二年銘庚申塔  

印刷用ページを表示する 掲載日:2010年11月24日更新 ページID:0144722

市登録有形民俗文化財

(ふりがな)   ばくろしんでんのかんせいじゅうにねんめいこうしんとう
【文化財名】  馬喰新田の寛政十二年銘庚申塔
【登録番号】  第3号
【種別】     民俗文化財・有形民俗文化財
【登録年月日】 平成19年3月1日
【所在地】    上尾市栄町
【形式】     駒型庚申塔
【寸法】     塔身  高さ  99cm 幅 36cm 奥行 24cm
          台座 高さ 26cm 幅 60cm 奥行 41cm
【製作者】    「石工江戸=岸嶋南新=栗屋勘兵=」の銘あり(=は判読不能)
【造立者】    「武州足立郡馬喰新田講中貳拾人」の銘あり
【紀年銘】    寛政十二年十二月吉日(1800年)
【庚申塔番号】  8
【概要】   
 正面に青面金剛像が邪気を踏まえる。上部に瑞雲を伴う日月、下部に三猿が配されています。欠損が少なく保存状態がよい。台座右側面に銘があり、江戸の石工の製作であることが分かります。 上尾市では石工銘のある庚申塔は本塔と、畔吉徳星寺と上尾村の住宅街の中にあるものの3基のみです。
 本塔には秋葉、平方、川越への道標と里程が刻まれていますが、旧道が線路で分断されているため、道標の機能は損なわれてしまっています。
 所在地は中山道から平方方面へ向かう旧道が分岐する地点で、道路拡幅のため元の位置からは少し奥まった位置に移動されています。この地点は旧上尾下村と別所村の境に位置し、昔から村境として認識されていたといわれています。昭和10年ころまでは中山道をはさんだ向かいに団子屋があって、原市方面から平方の船着場へ向かう商人が小休止したといい、この辻が交通の要所であったことが分かります。
本塔の周囲は三角地の小さな空き地になっていて、菊などの花が植えられ、今でも大切にされている様子がみてとれます。

市刊行物のご案内

上尾市文化財調査報告
第52集上尾の庚申塔(平成8年10月1日)
上尾市史
第十巻別編3 民俗(平成14年3月31日)

馬喰新田の寛政十二年銘庚申塔

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