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平方村河岸出入商人衆奉納の石祠   

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年3月9日更新 ページID:0144455

市指定有形文化財(歴史資料)

(ふりがな)   ひらかたむらがしでいりしょうにんしゅうほうのうのせきし 
【文化財名】  平方村河岸出入商人衆奉納の石祠
【指定番号】  第70号
【種別】     有形文化財・歴史資料
【員数】     1基
【指定年月日】 平成5年7月1日
【所在地】    橘神社(上尾市平方)
【概要】   
 指定の平方村河岸出入商人衆奉納の石祠は、橘神社の本殿西側にあり、高さ166cm、神明社を祭っています。形状は笠付角型石祠ですが、笠の部分は後に補った可能性があります。左側面に「享保二丁酉天九月吉日 武州足立郡平方村 願主 当村中 河岸出入商人衆中 右之願主等明記内納置者也」とあり、平方河岸に関係する商人たちが享保2(1717)年にこの祠を奉納したことが分かります。また、右側面には祠を奉納した趣旨が記され、平方河岸の繁栄に対する感謝と将来への発展の祈願を記しています。
 この石祠は明治40年代に河岸の船着場から、橘神社へ移されたということです。平方河岸についての資料は少なく、河岸の隆盛を伝える貴重な歴史資料といえるものです。
 平方河岸は市西部の平方地区にあり、荒川の中流域に位置しています。県道川越・上尾線の道筋にあり、近世では岩槻や原市方面から川越を経て多摩方面へ通じる脇往還筋でした。河岸の歴史は古く、文書資料から寛永15(1638)年にはすでに存在していたと考えられます。そして、江戸時代を通じて陸運と荒川の舟運によって発達し、大正時代末まで栄えました。

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第九巻別編2 金石・文化財(平成11年3月31日)

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