農業体験教室で稲刈りが行われました
9月20日、平方地域の田んぼで農業体験教室が開催され、子どもたちとその家族が稲刈りを体験しました。
直前まで小雨が降っていましたが、体験が始まる頃には雨も上がり、秋らしく涼しい気候の中での実施となりました。
今回の稲刈りは、今年6月に同じ場所で行った田植え体験で、参加者自身が植えた苗を収穫するものです。
植えたばかりの小さな苗が、暑い夏を乗り越え、立派な稲穂へと成長し、その姿に参加者からは「ちゃんと育ってる!すごい!」と驚きの声が上がっていました。
稲刈りは、昔ながらの鎌(かま)を使って行い、最初は恐る恐るだった子どもたちも、徐々にこつをつかんで楽しそうに稲を刈り取っていました。
刈り取った稲は、藁(わら)で束ね、天日干しする作業も体験しました。
この工程では、藁で結ぶのに苦戦する様子も見られ、「お父さん・お母さん、やって〜!」という声が飛び交う中、「最後まで自分でやってごらん」と励ます姿もあり、親子で協力しながら農作業の大変さと達成感の両方を味わっている様子が印象的でした。
また、講師の話に耳を傾けながら、「この稲穂1束でお茶碗1杯分のご飯だって」「ご飯は残さず、大事に食べようね」といった声も聞かれ、普段何気なく食べているお米の大切さを、体験を通して実感する機会にもなったようです。
田んぼまでの道中や周囲の草むらでは、野鳥や昆虫の姿も見られ、稲刈り以外にも、自然とのふれあいを楽しむことができました。