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市勢要覧テキストデータ

印刷用ページを表示する 掲載日:2023年12月22日更新 ページID:0358001

自然と都市の調和するまち 2023上尾市勢要覧

目次

■発刊にあたって
■キラリ☆あげおPR大使からの応援メッセージ
■上尾市の概要
■歳時記
■あげおの魅力
便利なまち
安心・安全なまち
みどり豊かなまち
子育てのまち
スポーツのまち
活力あるまち
伝統のまち
■上尾市のあゆみ
■上尾市の情報(人口、世帯数他)
アッピーファミリーのイラスト
(左から)上尾市の「アッピー」二人の子ども「あゆみ」福島県本宮市の「まゆみちゃん」

発刊にあたって

上尾市は、令和5年7月15日に、市制施行65周年を迎えました。昭和33年7月15日に約3万7千人で歩み始めた上尾市は、田園都市から工業都市、そして住宅都市へと変遷をたどり、現在では23万人を超える埼玉県の中枢をなす都市へと発展してまいりました。充実した交通網や大型ショッピングモールなど都市の利便性がありながら、豊かな緑が残り、自然と都市が程よく調和しています。今後も、人と人とのつながりを大切にするまち、市民の皆さまに夢を持っていただけるまち、「みんなでつくる みんなが輝くまち あげお」の実現に向けて、全力で取り組んでまいります。この市勢要覧では、上尾の文化や歴史、市の取り組みなどを紹介しています。多くの皆さまに上尾の魅力を知っていただくとともに、この素晴らしい魅力を後世へ残していくことを使命として市政をさらに発展させてまいります。 令和6年1月 上尾市長 畠山稔

キラリ☆あげおPR大使からの応援メッセージ

上尾市の魅力を市内外に発信してくれている「キラリ☆あげおPR大使」の皆さんから、お祝いのメッセージをいただきました!

  • 埼玉上尾メディックス(2015年10月5日任命)

V.LEAGUE DIVISION1所属。2014/15シーズン、2019/20シーズンで3位の成績を収める。2021年3月のV.LEAGUE DIVISION1 WOMEN V Cupで優勝。
「ハッピーな上尾市の未来を私たちが団結してつくっていきましょう!」

  • 加藤順大(プロフットゴルファー)(2015年10月29日任命)

高校入学と同時に浦和レッズユース加入。2003年トップチームへ昇格。その後、大宮アルディージャ、京都サンガF.Cを経て、現在はプロフットゴルファーとして活躍中。
「Jリーグで活躍できたのも上尾でサッカーを始めたのがきっかけです。フットゴルフ日本代表として活躍し、上尾市の皆さまに喜んでいただけるよう頑張ります!」

  • 梅若泰志(観世流能楽師)(2015年10月30日任命)

1989年梅若万三郎家に入門。1997年に独立。東京各地で演能の他、海外公演にも多数参加している。市内の小学生へ能の特別授業も実施。重要無形文化財総合指定保持者。
「武蔵野の面影が残る上尾市で、これからも日本の心を伝えていきます」

  • 長尾春花(バイオリニスト)(2015年10月30日任命)

ハンガリー国立歌劇場管弦楽団コンサートマスター、リスト音楽院で教鞭を執る。日本音楽コンクール、ジャンルカ・カンポキアーロ国際音楽コンクール、カール・フレッシュ国際バイオリンコンクールなどで優勝。
​「とても住みやすく、常に成長と発展を支えてくれる上尾市に感謝しています」

  • フレッシュあげお(上尾商工会議所青年部)(2017年6月30日任命)

上尾商工会議所青年部のPRや上尾の商工業の発展と上尾のイメージアップを市内外にアピールすることを目的にさまざまなイベントで活躍中。
「これからも上尾のすてきなイベントや事業者の皆さまをSNSで発信していきます!」

  • 金井恒太(棋士)(2019年2月9日任命)

小学6年生のとき、小学生名人戦埼玉県代表、東日本3位。高校1年生で三段に。2007年奨励会三段リーグで準優勝し、同年プロ棋士になる。2016年3月9日に六段に昇段。
「節目のときを共にお祝いできますことをうれしく思います。将棋道に邁進することで自分の役割を果たす所存です」

  • 岡田久美子(競歩選手)(2019年5月23日任命)

リオデジャネイロ2016オリンピック、東京2020オリンピックに出場。5,000m、10,000m、20km、35km競歩の日本記録を保持。日本陸上競技選手権大会女子20km競歩6連覇。
「上尾市は大きな公園があることや特産のおいしいキウイフルーツがあるところが魅力的です。これからも上尾市の発展を楽しみにしています!」

上尾市の概要

上尾市は、都心から約35kmの距離にあり、埼玉県の南東部に位置しています。東は伊奈町と蓮田市に、南はさいたま市に、西は川越市と川島町に、北は桶川市と隣接しています。昭和30年1月1日、上尾町、平方町、原市町、大石村、上平村、大谷村の3町3村が合併して上尾町となり、3年後の昭和33年7月15日の市制施行で上尾市が誕生しました。令和5年に市制施行65周年を迎え、さらなる飛躍を目指して「みんなでつくる みんなが輝くまち あげお」の実現に向け取り組んでいます。

面積 45.51平方キロメートル

上尾市歌 
作詞 若井作太郎 作曲 三井田安司 編曲 清水 保雄(JR上尾駅・北上尾駅発車メロディー)
​1 仰ぐ秩父嶺 雲晴れて今日も希望の 陽がおどる
ここにあふれる 躍進の意気の旗風 あざやかに
市民ぞわれら こぞりたつ おお上尾市 行こう栄えを はてしなく
2 恵みつきせぬ 荒川のひらく沃野の しあわせが
ここにかなでる 生産譜歌も明るい 勤労に
市民ぞわれら はげみ合う おお上尾市 うたえ未来ぞ 限りなく
3 月の芒に いまもなお昔なつかし 武蔵野の
ここを要と 花はさくかおる文化に 和をそえて
市民ぞわれら もろともに おお上尾市 まもれ平和を ゆるぎなく​

歳時記

3月上尾さくらまつり
4月畔吉の万作踊り
6月あげお駅からハイキング、あげお花しょうぶ祭り
7月上尾夏まつり、平方のどろいんきょ
8月あげおdeからだ元気フェスタ、あげお花火大会 ※平方地区堤防整備事業の実施により、現在休止しています。
10月市民体育祭、あげおワールドフェア、藤波のささら獅子舞、畔吉ささら獅子舞、市美術展覧会
11月市民音楽祭・合唱祭、あげお産業祭、上尾シティハーフマラソン
12月あげおイルミネーション、あげおヒューマンライツミーティング21
1月藤波の餅つき踊り、上尾市二十歳のつどい
2月市民駅伝競走大会、市民音楽祭・邦楽祭、吹奏楽・器楽祭

あげおの魅力01 仕事にも遊びにも便利なまち

​​JR高崎線の上尾駅から東京駅まで約42分、新宿駅まで約38分と、都内へのアクセスが抜群です。また、市東部には、大宮・上尾・伊奈の3地域を結ぶ埼玉新都市交通(ニューシャトル)が走っており、市内には原市駅と沼南駅があります。南北に縦断する国道17号や東西をつなぐ国道16号、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)へのアクセスも良好で郊外、観光地へのお出かけにも便利です。また、高架式の高速道路(新大宮上尾道路)の工事も開始され、市内に(仮)上尾南出入口の設置が決定しています。これらにより、さらなる利便性の向上が見込まれています。

一日平均乗車数
JR上尾駅36,335人(令和4年度)資料:JRホームページ(各駅の乗車人数)
JR北上尾駅13,734人(令和4年度)資料:JRホームページ(各駅の乗車人数)
ニューシャトル原市駅・沼南駅6,329人(令和4年度)資料:埼玉新都市交通より
市内循環バスぐるっとくん1,151人(令和4年度)資料:統計あげお

JR高崎線を挟んだ東西には、大型ショッピングモールがある他、工夫を凝らした飲食店など、買い物にも食事にも便利な環境がそろっています。飲食店をパスポート片手に“はしご”する「AGEバル」イベントも毎年開催し、多くの市民が楽しんでいます。

小売店数815(令和3年)資料:経済センサス-活動調査

あげおの魅力02 人にやさしく、災害に強い安心・安全なまち

上尾市は大宮台地のほぼ中央部に位置し、おおむね平坦地です。市の西境に荒川、東境に綾瀬川と川に挟まれ、中心部には鴨川、芝川が流れている水辺の多いまちなみです。洪水対策のため、河道の浚渫や護岸工事を継続し、被害の軽減に努めています。そして昨今のゲリラ豪雨への対策などから市内7カ所に監視カメラを設置し、スマートフォンなどで水位を確認できるようにするなど、災害に強いまちづくりを推進しています。
大規模な災害が発生した場合、被害の拡大を防ぐためには、公的な防災機関だけでは早期に実効性のある消火・救出・救護活動ができない恐れもあります。このため、地域の皆さんによる自主防災会が全ての自治会で組織されています。「自分たちの地域は自分たちで守る」という自主防災の理念に基づき、「いざ」というときに備えて地域の人が自発的に、防災知識の普及啓発、避難所運営、初期消火活動などの防災活動を行っています。

上尾市は、令和5年度に伊奈町との消防広域化を行い、 救急車の増車、指揮隊の増隊などにより災害対応力が向上した他、消防車両の到着時間が短縮されるなど、消防力が強化されました。 また、災害発生時に避難所で快適に過ごせるよう、国土強靭化計画に基づき、全小中学校の体育館にエアコンを整備しました。さらに自動体外式除細動器(AED)を市内の公共施設や集会所などに設置するとともに、市内のコンビニエンスストアの約8割にも設置しています。その他、市内には上尾警察署や、24時間365日救急患者の受け入れを行う二次救急医療機関もあります。

消防署数7(令和5年4月1日)資料:消防年報
消防車数45台(令和5年4月1日)資料:消防年報
警察署数1(上尾・桶川・伊奈管轄)

あげおの魅力03 みどり豊かなまち

 私たちの暮らしを彩ってくれる緑豊かな自然。そんな自然と触れ合うことのできる都市公園が大小146あり、いつも子どもたちの笑い声にあふれています。また、「藤波・中分ふるさとの緑の景観地」と「原市ふるさとの緑の景観地」は、武蔵野の面影を残す広大な雑木林で市内でも有数の豊かな自然を誇ります。
その他にも、湿地帯の多様な生態系を残す「三ツ又沼ビオトープ」など、自然を身近に感じられる環境が上尾市にはそろっています。

都市公園数146(令和4年4月1日)資料:統計あげお

みどり豊かなまちの憩いのスポット

■三ツ又沼ビオトープ
荒川河川敷にあり、水生植物や湿地性の植物が豊かに茂り、さまざまな野鳥やトンボ類が暮らし、スミレ、ミクリ、エキサイゼリ、ハナムグラなどの希少な植物が残っています。
■藤波・中分ふるさとの緑の景観地
6.26haという広大な雑木林と周辺の農村風景が調和した景観が魅力です。
■原市ふるさとの緑の景観地
コナラを主体とした4.86haの雑木林です。木漏れ日の中で散策をすることができます。
■平塚公園
自然の雑木林を活用した公園です。樹林の中の散策路は深い森の中を連想させ、自然と同化するように設置された大きな木製アスレチックがあります。満開の桜に新緑、いちょう並木の黄葉など、移ろう季節を感じることができピクニックに最適です。
■上平公園
5,500人の収容人数を誇る野球場では、高校野球やイースタンリーグの試合が行われています。また、テニスコート、ジョギングコース、健康器具、大型遊具も設置され、世代を問わず運動を楽しめます。芝生や水辺の広場もあり、施設と自然がバランスよく融和しています。
■上尾丸山公園
水と緑の調和がテーマの広大な公園です。公園内には約2haの大きな池があり、その周りに小さな池やせせらぎ、滝などが一体となった水辺と、桜やメタセコイア並木をはじめ、たくさんの木や花が植えられてます。小動物コーナー、児童遊園地、バーベキュー場などさまざまな施設があり、敷地内にある自然学習館では、上尾の自然を観察・学習できる他、天文台からは美しい星々を見ることができます。 令和元年からは、大池の水質改善と在来種の自然再生を目指して、かいぼり事業に取り組んでいます。かいぼり後は、カイツブリが繁殖し、絶滅危惧種のミズアオイなどの多様な水草が再生しました。

あげおの魅力04 子どもも親も育む子育てのまち

働きながら子育てしたい。そんな家族を支える認可保育施設が、上尾市には67カ所あります。また、「あげお版ネウボラ」では、妊娠期から子育て期まで切れ目のない支援で子育てをサポートしています。令和5年7月には、上尾市子ども・若者ケアラー支援の推進に関する条例の制定や、こどもまんなか応援サポーター宣言をするなど、子どもと育児を大切にしています。保育所と児童発達支援センター(つくし学園)、発達支援相談センターが複合した施設(AGECOCO)を開設しました。子どもたちが多様性を認め合い、豊かな人間性を育むことができるよう、さまざまな交流を図るとともに「気づき」から「専門的な療育」まで切れ目のない一貫した支援に努めています。

認可保育施設数67(令和5年4月1日現在)
認可保育施設入所児童数3,785人(令和5年4月1日現在)

■児童館こどもの城
吹き抜けのプレイホールが特徴で、年間来場者が全国1位になったこともあります。日本が世界に誇るからくり人形師、九代玉屋庄兵衛さんの作品3点を展示しています。

■児童館アッピーランド
乳幼児から安心して遊べる遊具が充実しています。影絵芸術の第一人者である、藤城清治さんの作品『光る森』『光る海』を展示しています。

子育てのまちの先進的な教育

上尾市の全小学校は、文部科学省から教育課程特例校の指定を受け、小学1年生から英語の授業を実施しています。また、全ての小中学校に外国語指導助手(ALT)を配置し、「生きた英語」が学べる環境で、児童生徒の英語コミュニケーション能力を育成しています。そして、友好都市協定を締結しているオーストラリア・ロッキャーバレー市のロッキャー高校の生徒と交流する「中学生海外派遣研修事業」やオーストラリアの高校との「オンライン交流」で、異文化に触れながら英語力の向上につながるよう努めています。上尾の子どもたちが世界へ羽ばたく人材に育つための支援に力を入れています。
子どもたちが学習しやすい環境をつくるため、全小中学校の普通教室に無線LANを整備し、1人1台ICT端末を貸与しています。先生の大型提示装置での授業に合わせて手元の端末を操作します。感染症による休校時には、オンライン授業としても取り入れています。また、全ての普通教室・体育館にエアコンを整備するなど、集中して学習できる学校環境を推進しています。さらに、全小学校に特別支援学級を設置しています。

小中学生数16,344人(令和5年5月1日現在)
小中学校数34(令和5年5月1日現在)
学童数40(令和5年5月1日現在)

あげおの魅力05 スポーツのまち

上尾市には、市民体育館や市民球場、平塚サッカー場、戸崎公園パークゴルフ場の他、上尾運動公園陸上競技場、県立武道館、埼玉アイスアリーナなど、さまざまなスポーツ施設がそろっています。これらの施設は県大会や全国大会の会場となることもあり、市内外から多くの人が訪れます。陸上やバレーボール、アイススケートなどの多種多様なスポーツを市内で楽しめます。
また、埼玉県が上尾運動公園に整備を計画しているスポーツ科学拠点施設では、アリーナをはじめ、トレーニング室や身体能力室、動作解析室の他、宿泊施設やレストランなどを整備予定です。令和4年に「スポーツ健康都市」を宣言し、市民の皆さんが暮らしの中にスポーツを取り入れ、健康でいきいきと暮らすまちを目指しています。

スポーツ施設数15(令和5年4月1日現在)

スポーツのまちの豊富なスポーツイベント

スポーツイベントも盛りだくさん。市民体育祭や市民駅伝競走大会などのスポーツイベントが多数開催され、幅広い年代の市民の皆さんがスポーツを楽しんでいます。世界陸上競技連盟・日本陸上競技連盟公認コースである上尾シティハーフマラソンには、毎年約8,000人が参加します。大学生や社会人トップランナーの走りを間近で体感できます。

スポーツイベント数100以上(令和4年度)

あげおの魅力06 活力あるまち 発展し続ける産業

埼玉県内でも有数の工場集積地である上尾市は、多くの中小企業が地域のものづくりを支えてきました。上尾道路沿道に大型物流倉庫ができ、物流拠点としても発展が期待されています。業界内トップシェアを誇る企業や、グローバルに事業展開する企業など、ものづくりの技術に優れた企業が多く立地しています。
上尾市の果樹園芸は直売が中心で、キウイフルーツ・ブドウ・柿・栗の収穫量は県内でも有数です。また、梨は、埼玉ブランドの彩玉のうち、糖度13度以上・重量500g以上の物を「黄金の雫」という名で上尾市・伊奈町独自のブランドとして販売しています。果物狩りができる農園や小さな北海道を感じさせる牧場など、自然や動物と触れ合える場所が各所にあります。

出荷額3,379億円(令和3年)資料:経済センサス-活動調査 ※掲載誌面に誤りがありました。【誤】3,379円 【正】3,379億円
工場数200(令和3年)資料:経済センサス-活動調査
販売農家数307(令和2年)資料:農林業センサス

あげおの魅力07 受け継がれる伝統のまち

上尾の歴史は約2万年前の旧石器時代から始まり、市内の遺跡からは石器や土器などの古代の遺物が多数出土しています。
江戸時代に五街道が整備され、上尾は中山道にある69の宿場町の5番目の宿場として、平方は荒川舟運の要衝として、原市は市場町として発展を遂げます。
明治16年、高崎線開通と同時に上尾駅が開業し、中山道とともに市街地形成の基礎になりました。明治末期には近代工業の先駆けとして上尾町や平方町に製糸工場が建てられ、昭和になってからは機械・金物・食品工場も操業して工業都市としての下地が作られました。
そして住宅都市となった現在、長い時間の中で地域や保存会によって受け継がれてきた多くの芸能や行事が今も地域を盛り上げています。

市内の文化財の数129(令和5年4月1日現在)

■殿山遺跡出土旧石器
上尾市西部の畔吉地区に位置し、発掘調査によって約2万年前の旧石器時代の石器が2,375点出土しました。狩猟や採集に使用されたナイフ型石器と呼ばれる鋭利な石器が多数出土する中、西日本の技術で製作された石器5点が発見されています。この特徴的な石器が関東地方で初めて発見されたのが殿山遺跡であり、2万年前の東西交流を示す貴重な文化財です。
■大名・西尾隠岐守吉次ゆかりの文化財
西尾吉次は最初織田信長に仕え、その後は徳川家康に従った武将です。天正18(1590)年に家康が関東に入国した後、上尾宿周辺や原市から桶川宿にかけて5,000石を給され領主となりました。西尾家による支配は28年間でしたが、吉次が菩提寺として再興した妙厳寺(原市)には、初代吉次から第11代忠篤までの歴代当主と除光院殿(第3代忠照公室)の計12基の墓が現存しています。寺院には、吉次が信長から拝領したと伝わる永楽通宝紋鞍と鐙も保管されています。
■埼玉県指定無形民俗文化財 平方祇園祭のどろいんきょ行事
7月の「海の日」の前の日曜日に平方上宿の八枝神社を中心として行われる夏祭りです。
いんきょ神輿と呼ばれる装飾のない白木の神輿を、あらかじめ水をまいておいた神酒所の庭などで転がす祭りです。いんきょ神輿も転がす若い衆も泥だらけになりながら行うこの祭りは、埼玉県指定無形民俗文化財に指定されています。
■国指定重要有形民俗文化財 上尾の摘田・畑作用具
畑中心の上尾市域で行われた稲作の特徴が、摘田と呼ばれる直播きの栽培方法です。水田開発や農業技術の進歩によって、摘田はすでに消滅していますが、昭和40年代まで摘田が行われていたため用具の残存度が高く、農業の基盤であった畑作の用具とともにまとまって収集されています。
台地上の農業形態や畑作地域における稲作の地域的な様相を知ることができるコレクションであり、日本の稲栽培や農耕文化の変遷を理解する上で重要であると評価され、国の重要有形民俗文化財として指定されました。

上尾市のあゆみ

上尾市のあゆみ
元号 出来事
昭和 33 7 市制施行し、上尾市が誕生(県下19番目)
  37 5 国道17号(大宮~鴻巣)が開通
  41

7

市章、市旗、市歌を制定
    11 市庁舎が完成(旧庁舎)
  44 6 上尾駅の橋上駅舎が完成
  45

4

人口10万人を突破
  47 1 福祉会館(現文化センター)が開館
  51 5 スポーツ都市を宣言
    10 人口15万人を突破
  53 5 上尾丸山公園が開園
    7 市の木「かし」、市の花「つつじ」、市民の木「あおき」を制定
  55 5 市民体育館が開館
    10 西貝塚環境センターが完成(旧施設)
  56 5 保健センター(現西保健センター)が開所
    6 図書館が開館(現本館)
  58 5 コミュニティセンターが開館
    12 埼玉新都市交通(ニューシャトル)が開業
  60 8 非核平和都市を宣言
  62 12 イコス上尾が開館
  63 4 平塚公園が開園
    5 総合福祉センターが開所
    7 市民憲章を制定
    11 第1回上尾シティマラソンを開催
    12 JR北上尾駅が開業
平成 3 11 市庁舎が完成(現庁舎)
  4 5 乳幼児相談センターが開所
    7 人口20万人を突破
  7 10 人権尊重都市を宣言
  10 5 上平公園が開園
    12 市内循環バス”ぐるっとくん”運行開始
  11 2 イメージマークの愛称が公募により「アッピー」に決定
  12 5 児童館「アッピーランド」が開館
  13 7 さいたま市と合併することの可否を問う住民投票を実施、合併反対が過半数
    11 健康プラザわくわくランドが開館
  15 10 子ども憲章を制定
    11 上尾伊奈斎場つつじ苑が開設
  18 10 児童館「こどもの城」が開館
  22 3 上尾道路の新大宮バイパス宮前ICから県道上尾環状線までの4.2km区間が開通
  23 1 JR上尾駅周辺整備事業が完了
  25 3 JR上尾駅東口ペデストリアンデッキの延伸工事が完了
    7 福島県本宮市と友好都市協定を締結
      東保健センターが開所
  26 7 オーストラリア・ロッキャーバレー市と友好都市協定を締結
    10 上尾市パスポートセンターを開設
    11 「アッピー」と福島県本宮市の「まゆみちゃん」が結婚
  27 10 「キラリ☆あげおPR大使」制度を創設
    11 「アッピー」と「まゆみちゃん」の子ども「あゆみ」が誕生
  28 4 上尾道路の県道上尾環状線から県道川越栗橋線までの4.7km区間が開通
    10 原市保育所・原市支所が開所
  29 10 文化センターが新装開店
  30 4 子育て世代包括支援センター(あげお版ネウボラ)を設置
令和 1 5 あげお お土産・観光センターが開所
    6 戸崎公園が開園
  2 3 職員倫理条例を制定
    4 平塚サッカー場が新装開園
    10 市長等・市議会議員政治倫理条例を制定
  3 3 パートナーシップ宣誓制度を開始
      上尾の摘田・畑作用具が国重要有形民俗文化財に指定
    5 子ども家庭総合支援センターが開設
    7 ゼロカーボンシティを宣言
    12 コミュニティセンターが新装開館
  4 3 成年後見センターが開設
    4 スポーツ健康都市を宣言
    12 伊奈町とごみ処理の業務を広域化することで合意
  5 1 第1回二十歳のつどい(旧成人式)を開催
    4 子ども・子育て支援複合施設(AGECOCO)が開設
      伊奈町との消防広域化開始
    7 市制施行65周年を迎える
    10 上尾市市制施行65周年式典を開催

上尾市の情報

  • 15歳以下の子どもの数28,463人(令和5年10月1日現在)
  • 65歳以上の高齢者の数63,546人(令和5年10月1日現在)
  • 外国人の数4,762人(令和5年10月1日現在)
  • 1日当たりの結婚数2.4組(令和4年1月~12月平均)※上尾市への届け出件数
  • 1日当たりの出生数4.1人(令和4年1月~12月平均)
  • 1日当たりの死亡数7.1人 (令和4年1月~12月平均)
  • 1日当たりの転入数28.4件(令和4年1月~12月平均)
  • 1日当たりの転出数26.1件(令和4年1月~12月平均)
  • 平均気温16.0℃(令和4年)資料:消防年報
  • 最高/最低気温40.2℃/-4.3℃(令和4年)資料:消防年報
  • 年間降水量/日数968.0mm/104日(令和4年)資料:消防年報、気象年報
  • 平均湿度66.9%(令和4年)資料:消防年報
  • 上尾市に住み続けたい66.4%(平成30年度)資料:上尾市市民意識調査
  • 住まいの周辺の雰囲気や治安の良さ75.2%(平成30年度)資料:上尾市市民意識調査
  • 持ち家一戸建ての居住者70.6%(平成30年度)資料:上尾市市民意識調査
  • 医療施設数576施設(令和4年3月31日現在)資料:統計あげお
  • 市道の距離801km(令和4年度)
  • 図書館の蔵書数573,343冊(令和5年3月31日)資料:上尾市図書館要覧
  • 年間総配水量2,306万立方メートル(令和5年3月31日現在)資料:上尾市水道事業会計決算書
  • 公共下水道普及率85.1%(令和5年3月31日現在)資料:上尾市公共下水道事業会計決算書
  • ごみ処理量56,723t(令和3年度)資料:統計あげお
  • 地目別土地利用(令和5年1月1日)宅地43% 畑16.3% 山林2.6% 田1.3% 池沼0.1% 原野0.1% その他36.6%

裏表紙

  • 市章 上尾の「ア」の頭文字を鋭く描いて進展の象徴とし、円形は円満、団結を表現したものです。(昭和41年7月1日制定)
  • 市の木:かし 上尾に古くから見られる樹木です。防風林や防火林として、また材質が硬いことから農具や大工道具などの材料としても使われていました。(昭和53年7月15日制定)
  • 市の花:つつじ かつて市内には山つつじが群生し、至る所で見ることができました。毎年5月ごろに上尾丸山公園などで、さまざまな種類の花を美しく咲かせています。(昭和53年7月15日制定)
  • 市民の木:あおき 大きく成長し力強い、市の木である「かし」に対して、身近な緑として私たちになじみ深く、どこにでも植えることができる「あおき」が市民の木です。(昭和53年7月15日制定)

発行 上尾市
企画・編集 市長政策室広報広聴課
〒362-8501 埼玉県上尾市本町三丁目1番1号 Tel:48-775-5111(代表)FAX:048-775-9819 令和6(2024)年1月