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上尾丸山公園のかいぼり事業について

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年4月17日更新

 平成31年度に上尾丸山公園の水辺を再生するために、大池の水質改善と在来種の自然再生を目指して、かいぼり事業に取り組みました。

上尾丸山公園大かいぼり祭

 かいぼり状況1 かいぼり状況2

 令和元年12月21日、22日に、市民ボランティアの「上尾水辺守」と当日ボランティアの「おさかな連」の皆様の協力を得て、総勢約270人で大池と修景池において魚捕りを行いました。
 両日ともに冬らしい寒い日となりましたが、多くの市民の皆様が見守るなか、ボランティアの皆様には元気にお魚を捕まえていただきました。今回確認した生物は下表のとおりとなります。

在来種数量(匹)外来種数量(匹)
大かいぼり祭確認生物一覧
モツゴ7,379ブルーギル5,160
オイカワ62ハクレン47
ギンブナ30コイ(外来性)97
ヨシノボリ類469ゲンゴロウブナ98
ヌマチチブ33ミシシッピアカミミガメ8
ナマズ1ウシガエル3
テナガエビ142アメリカザリガニ1
スジエビ763ソウギョ3
ニゴイ2オオクチバス1
コシアキトンボ(幼虫)4カワリヌマエビ属1
在来種合計8,885外来種合計5,419


 ご参加いただきましたボランティアの皆様、見学にご来園いただきました皆様、また、ブース出展や屋台を出店していただいた井の頭かいぼり隊、NPO法人荒川の自然を守る会、平方河岸の遺産を活かす会、上尾市観光協会、上尾ライオンズクラブ、上尾西ロータリークラブ、上尾ロータリークラブ、上尾北ロータリークラブ、JAさいたま女性部北部ブロックの皆様、ありがとうございました。

池の天日干しを行いました!

池底の天日干しの状況

池底のひび割れその1 池底のひび割れその2

 天日干しをすることで、窒素が大気中に放出されたり、リンが水に戻りずらくなったり、水草が再生する可能性が高くなるなど、水質改善や自然再生の効果が高まると言われています。写真のような泥のひび割れ箇所を増やしていくために、大池では3月まで天日干しを行いました。その間に残った水たまりの排水作業と魚捕りなどを行いました。

 3月6日に池底の目視調査を行ったところ、緑色の部分で、天日干しによる池底のひび割れが確認されました。広い範囲でひび割れが確認されたため、貴重な水草の再生が期待されます。

池底の目視調査の結果

飛来した野鳥たち

飛来したサギたち 飛来したカモたち

 池底の見える大池には多くの野鳥が飛来していました。カワセミ、カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、オオバンなど多くの種類が確認されました。

上尾丸山公園池干し祭

 池の天日干し期間中は、池に入れる貴重な時間です。その期間を利用して、「上尾丸山公園池干し祭」を開催しました。

池底観察会 本当のかいぼりを知ろう!大池探検ツアー

 令和2年1月12日、2月1日に池底観察会を開催しました。
 室内でかいぼりの目的や効果について学んだ後、池へ出発。池岸からは、底の泥のひび割れや生き物の足跡などを観察しました。池底に入ってからは、湧水などを観察しつつ、泥の感触を味わいました。
 2回ともに、定員を上回る多くの方にご参加いただきました。

池底観察会の様子 池底観察会集合写真

大池に浅場を造る 泥かき連

 令和2年2月9日、15日、29日に当日ボランティアの泥かき連の皆様のご協力のもと浅場造りを行いました。
 浅場を造ることで、池の水深の浅い場所が出来るため、小魚の隠れ家や多くの生き物の生息場となります。大池の自然を再生するために浅場は欠かせない環境となります。

浅場造りその1 浅場造りその2

水辺の自然再生について

 今回のかいぼりでは池の水質を改善するために、在来種の自然を再生し、池の自浄作用を高めることを目的としています。

 本事業がモデルケースとしている東京都の井の頭恩賜公園では、かいぼりにより貴重な沈水植物(植物全体が水没している水草)のツツイトモなどが再生し、水の透明度が向上しています。その状況は、報道機関などを通して、クロード・モネの絵画「睡蓮」のような美しさだと話題になりました。沈水植物が再生した要因としては、長期間の天日干しや水草の定着を阻害する外来種がいなくなった影響が大きいと考えられています。

井の頭池で再生した沈水植物のツツイトモ(東京都建設局ホームページ)

 今回の上尾市のかいぼりでは、下表のとおり、大かいぼり祭以外でも多くの外来種が確認されております。これらの外来種を駆除することで、本来、この地域に存在した水辺の自然環境が再生すると考えられます。改修前の丸山都市下水路では、沈水植物のイトモが確認されているため、今後、大池において再生することが期待できます。
 市民の皆様に本来の自然環境に親しんでいただき、生き物の営みや生物多様性について知っていただくきっかけになれば良いと考えております。

在来種数量(匹)外来種数量(匹)
大かいぼり祭以外で確認された生物一覧
モツゴ10,398ブルーギル1,981
オイカワ100ハクレン4
ギンブナ77コイ(外来性)298
ヨシノボリ類168ゲンゴロウブナ1,190
ヌマチチブ30タイリクバラタナゴ39
ナマズ2キンギョ1
ドジョウ1チャネルキャットフィッシュ2
テナガエビ1,072カダヤシ多数
スジエビ1,176ミシシッピアカミミガメ44
  クサガメ8
  カブトニオイガメ1
  ウシガエル(幼生)7
  ウシガエル(成体)12
  アメリカザリガニ19
  カワリヌマエビ属5
在来種合計13,024外来種合計3,611

※外来種合計にカダヤシは含まれていません

沈水植物のイトモ
丸山都市下水路で確認された沈水植物のイトモ(平成19年)

 今後も水草の再生を基軸とした、在来種の集う自然の再生に努めていきます。かいぼりによる自然再生の状況については、継続的に調査を行い、引き続きお知らせしていきます。

かいぼり瓦版第1号 [PDFファイル/1.25MB]  ※かいぼり瓦版は大かいぼり祭にて配布したものです。


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