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性の多様性についての理解を深めましょう

印刷用ページを表示する 掲載日:2023年8月1日更新 ページID:0277647

社会には、男性・女性だけではなく「身体の性と自認する性が一致しない」、「好きになる性が同性である」など、一人ひとり違った性のあり方が存在します。

性のあり方に悩み、生きづらさを抱えている人もいます。

私達一人ひとりが理解を深め、多様性を認め合える社会を目指すことが大切です。

目次

1

性の多様性とは         

4

カミングアウト・アウティング

2

LGBT 5 ALLY~アライ~とは

3

SOGI(ソジ)・SOGIE(ソジイ)

6

相談窓口

性の多様性とは

性とは身体的な(戸籍上の)性別だけではありません。

性のあり方には少なくとも4つの指標があります。これらの組み合わせで、多様な性が表現されます。

性を表す4つの指標​ 

4つの指標
身体の性

生物学的な特徴から判断される性別。出生届や戸籍上の性別です。

心の性

自分自身で認識している性別。

心と身体で一致しない、またはどちらにもあてはまらない人もいます。

表現する性

服装や振る舞い、言葉遣いなど、自分自身が表現したい性。

「男らしい」「女らしい」は社会の状況によって変化するので「社会的な」性とも言えます。

好きになる性

誰を好きになるか、誰と一緒に生きていきたいかを表し、「性的指向」とも表現されます。

※「性的指向」=性的な趣味 とは異なります。

 

それぞれの指標について、「男性」と「女性」の2種類があるだけではありません。

性のあり方は「グラデーション」とも言われています。中間があったり、決めることができない場合もあります。

性の多様性モデル

 

LGBT

 性の多様性を示す言葉として、「LGBT」という言葉があります。

LGBT

esbian(レズビアン)

自分の心の性が女性であり、女性を好きになる人。

ay(ゲイ)

自分の心の性が男性であり、男性を好きになる人。

isexuai(バイセクシュアル)

男性・女性、両方の性を好きになる人。

ransgender(トランスジェンダー)

身体の性と心の性が一致しない人。

 の頭文字から作られた言葉です。この他にも、

 「LGBTs​」はLGBTのカテゴリではないセクシュアル・マイノリティ(性的少数者)の方々を表します。

 「LGBTQ」​:は自身の性のあり方を定めない・または自身の性自認が決められない方々を表します。

 などの言葉があります

 LGBTの人の割合は、調査によって異なりますが、約3から10%であると言われています。
 3%とすると約30人に1人、10%であれば10人に1人の割合です。

「LGBTのことは知っているが、自分の周りにはいない」という方もいるのではないでしょうか。しかし、「いない」のではなく「言えない」のかもしれません。

誰もが安心して暮らすことのできる社会を目指して、一人ひとりが性の多様性についての理解を深めていくことが大切です。

 あっぴー

SOGI(ソジ)・SOGIE(ソジイ)

SOGI・SOGIEとは

「好きになる性:Sexual Orientation

「心の性:Gender Identity

「表現する性:Gender Expression

の頭文字を組み合わせた言葉です。性的少数者も、そうではない人も、すべての人を対象とした言葉です。

SOGIハラスメント

心の性や好きになる性を理由に嘲笑や差別を受けたり、心の性に関わらず身体の性のみで服装や振る舞いを強制されたりすることです。

例えば、「あの人は男のくせに男を好きになるなんて、おかしいよね。」「あなたは女性なのだからスカートを履きなさい」といった発言で相手に不快な思いをさせた場合は、「SOGIハラ」にあたります。

カミングアウト・アウティングとは

カミングアウトとアウティング

カミングアウトとは、自分自身の性自認や性的指向を、本人の意思で他人に伝えることです。

アウティングとは、本人の同意を得ず、個人の性自認や性的指向を他人に知らせてしまうことで、重大な人権侵害です。SNSに書き込むこと等もアウティングにあたります。

~もし周りの誰かからカミングアウトをされたら~

あなたのことを信頼して伝えてくれたのかもしれません。どうしてよいのかわからない時は、下記相談窓口に相談してみましょう。

ALLY~アライ~

ALLYとは

ALLY(アライ)とは、自分自身はLGBTではないけれど、LGBTを理解し、支援している人、または支援したいと思う人達のことを言います。

多様な性を認め合い、すべての人が安心して暮らすために、ALLY(アライ)は必要な存在です。

レインボーフラッグの説明

相談窓口

性のあり方に悩み生きづらさを感じている方や、周りの人がカミングアウトしてくれた時に自分はどうしたらよいのかわからない方、一人で悩まずに専門の相談窓口に相談してみましょう。

あっぴー

LGBTに関する専門の相談窓口

○<よりそいホットライン>一般社団法人 社会的包摂サポートセンター

 Tel:0120-279-338(LGBTの相談はガイダンスに従って「4」を押してください)
 24時間 無休

 

○東京弁護士会 [セクシュアル・マイノリティ電話法律相談]

 Tel:03-3581-5515
 毎月第2・4木曜日(祝日の場合は翌金曜日)
 17時から19時 

 

LGBTを含む人権全般に関する相談窓口

○上尾市 人権相談

 市ホームページ「人権相談」のページはこちら

 

○埼玉県男女共同参画推進センター(With You さいたま)

 Tel:048-600-3800
 月から土 10時から20時30分(祝日・年末年始・第3木曜日を除く)

 

関連情報

上尾市では、令和3年3月16日より「上尾市パートナーシップ宣誓制度」を開始しました。

上尾市パートナーシップ宣誓制度

 

埼玉県において、令和4年7月8日に「埼玉県性の多様性を尊重した社会づくり条例」が公布・施行されました。
詳しくはこちらのページ(「埼玉県性の多様性を尊重した社会づくり条例」について)をご覧ください。