「サクラソウトラスト地の管理作業と自然観察会」が開催されました
サクラソウトラスト地とは…
平成2年、絶滅したと思われていたサクラソウが江川下流域のこの地で発見され、その保護と地域の貴重な自然を人々に伝えたいと願う市民が声を上げ、「サクラソウトラスト」が発足されました。
管理作業・自然観察会の様子
令和7年12月13日(土曜日)、大字領家にあるサクラソウトラスト地で、上尾市環境推進協議会と埼玉県生態系保護協会の共催で管理作業と自然観察会が開催され、厳しい寒さのなか50人が参加しました。
作業の前に、サクラソウトラスト地の管理を行っているNPO法人エンハンスネイチャー荒川・江川の小川代表から、保全に至った経緯や希少な植物などについて説明を受けました。

来年春のサクラソウや希少植物の芽吹きに向けて、全員で協力して刈り取られたヨシを運び出します。
長く伸びたヨシを運ぶのは重労働、皆さん声を掛け合いながら見渡すかぎりのヨシ原をきれいにしていきます。


作業終了後に記念撮影。
皆さん、おつかれさまでした。

管理作業終了後は、寒さに耐えて春を待つ動物や昆虫などの自然観察会を行いました。


街中ではなかなか見ることができないモズのはやにえやカヤネズミの巣(分かりますか?)です。

終了後、埼玉県生態系保護協会の須永さんから講評があり、最後に温かい豚汁をいただきイベントは終了となりました。

「新しい未来は懐かしい景色にある。」、上尾市環境推進協議会や埼玉県生態系保護協会など多くの団体が、未来へ向けて、懐かしい景色を守るための活動を続けています。
次は可憐なサクラソウが咲く4月ごろに、このサクラトウトラスト地で観察会を開催します。
ぜひ次は現地のなつかしい里山の景色を見に来てください。


