設計業務を通して地域に貢献

入庁動機・きっかけ
20歳で栃木県の工業高等専門学校を卒業後、東京都内の組織設計事務所に勤務し、主にデータセンターの改修工事に関する設計業務に携わっていました。
28歳のとき、妻の妊娠をきっかけに、これまで培ってきた知識を子どもや地域社会のために役立てたいと考えるようになりました。また、すでに上尾市に住居を構えていたこともあり、地域に根ざした仕事がしたいという思いから、上尾市への入庁を決意しました。
今の部署の仕事について
上尾市が所有する公共施設(庁舎・消防署・保育園など)の改修に関する設計および工事監理業務を担当しています。
新築や大規模改造工事を除くほとんどの案件について、設計から工事監理まで一貫して自ら手がけています。
年度内の業務の流れとしては、上半期にその年度の工事に関する設計を完了し、契約・発注を行います。下半期は工事監理を中心に行いながら、並行して次年度の案件に向けた設計にも取り組んでいます。
また、建物に突発的な不具合が発生した場合には、現地調査や修繕設計を行うこともあります。
年度ごとに担当案件が割り振られるため、スケジュール管理がしやすく、計画的に業務を進めることができることから、メリハリをつけて効率的に取り組める、働きやすい環境です。
仕事のやりがい
私が感じる仕事のやりがいは、大きく二つあります。
一つ目は、施設利用者から直接反応をいただけることです。工事完了後にポジティブな感想をいただけると、自信につながり、とても嬉しい気持ちになります。限られた予算の中で対応できる範囲には限りがあるため、すべての要望を満たすことは難しい場合もありますが、費用対効果を最大限に考慮し、可能な限り利用者の要望を設計に反映できるよう努めています。
二つ目は、設計した案件の工事監理を担当することで、現場が少しずつ形になっていく過程を直接感じられることです。仕上材や塗装色の選定など、自分で決定できる部分も多く、自身のアイデアが実際の空間として具現化される喜びを得られる点が、この仕事の魅力だと感じています。
経歴
2022年 行政経営部 施設課