百日咳が流行しています
百日咳の患者数が増加しています。
現在、全国的に百日咳が流行と感染拡大が続いていますが、埼玉県内においても患者数が増加しています。
感染症患者発生情報(週報)埼玉県内情報 2025年 第 17 週 [PDFファイル/1.4MB]
感染症対策
主な感染経路は、咳やくしゃみによる「飛沫感染」と、患者の鼻咽頭・気道からの分泌物に触れた手指や器具などを介する「接触感染」とされており、基本的な感染対策が有効です。
咳エチケット、手洗いなどの対策を心がけ、感染予防に努めましょう。
予防接種
予防には五種混合ワクチン等の接種も有効で、予防接種法に基づき、定期予防接種として実施されています。定期予防接種は生後2か月から開始され、0歳代に3回と1歳を超えて1回の追加接種の計4回接種です。7歳5か月までは定期予防接種としての接種が可能ですので、接種が済んでない場合は接種をしましょう。
また、予防接種で獲得した抗体が減少してくる幼児期から学童期でも、4 回のワクチン接種を受けているにも関わらず、感染者の報告がされています。「日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール」では、任意接種とはなりますが、就学前に 3 種混合ワクチンを、また現在 11~12 歳の定期接種となっている 2 種混合ワクチン(DT、ジフテリア・破傷風)の代わりに 3 種混合ワクチンの接種を推奨しています。
ワクチンの種類
・5種混合ワクチン(DPT-IPV-Hib):百日咳・ジフテリア・破傷風・ポリオ・ヒブ(インフルエンザ菌b型)
・4種混合ワクチン(DPT-IPV): 百日咳・ジフテリア・破傷風・ポリオ
・3種混合ワクチン(DPT): 百日咳・ジフテリア・破傷風
リンク
百日咳 | JIHS 国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイト
日本小児科学会の「知っておきたいわくちん情報」(日本版Vaccine information statement(VIS)) | 公益社団法人 日本小児科学会