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令和6年度 協働のまちづくり推進事業報告会を開催しました。

印刷用ページを表示する 掲載日:2025年3月21日更新 ページID:0392928

令和6年度協働のまちづくり推進事業報告会を開催しました

 報告会の様子「令和6年度協働のまちづくり推進事業」に採択され、協働事業を行った団体が活動や成果を報告しました。

 日時:令和7年3月21日(金曜日)午後1時15分から                              

 会場:上尾公民館503講座室

 

 

令和6年度協働のまちづくり推進事業報告会 講評

 

団 体 名

事 業

講  評

1

さいたま断熱改修会議上尾支部
(協働先:環境政策課)

ゼロカーボンを目指す健康で快適な住まいづくり推進活動

住宅の断熱というのは非常に大切なことで、もっと市民の方に広めていただきたいと思っていますので、取り組みをしていただいて大変ありがたく思っております。また協働事業として行政と非常に深く関わって連携しているという理想の形だと思いました。そしてこの事業が終わっても継続されていくということで、このような協働事業がどんどん増えていけばと願っています。また、推進してくださったのが元市の職員と業者であるということがまた非常に進めやすかった点だと思います。行政と関わりのない市民団体の人が行政と一緒にやりたいと手を挙げたときに、上手く進むことは少ないと思います。これをモデル事業に普通の市民団体でも行政と深く関り、未来に繋がるような協働事業にしていただけたらと思います。

2

不登校の子どもを持つ親の会 ムーミンの会

(協働先:教育センター)

不登校の子どもを持つ親への支援事業

市民活動が行政に届き、その行政が的確に判断し一緒に動けたのは、市民活動の醍醐味と思います。また、学校に行かないその親の思いは、子どものつらさより自分のつらさが先に立つというところがあります。この事業自体はこれからも発展していかれることと思いますし、教育センターも力を貸していただいて、広がっていくことと思います。現在も孤立・孤独の問題が非常にクローズアップされています。孤立してる人はたくさんいて、やはり繋がる人が繋がる先を教えてあげることが重要だと思います。その辺を行政に知恵を借りて、多くの人に知ってもらえるようにしたらいいと思いました。貴重な活動だと思いますし、長く続けていただけたらと思います。

3

一般社団法人 こどもとおとなのあそびとたいわ 

(協働先:教育センター)

不登校に関する理解の向上のための学習活動

イベントをやるだけではなくて、それに向かうまでの対話も報告されていて、打ち合わせを何度も行った過程そのものもが協働事業なのかなと思いました。是非とも、今後も継続して活動していただければと思います。

4

芝浦工業大学サテライトラボ 上尾運営会議   

(協働先:都市計画課)

フリーDIYスペースと多世代居場所のまちづくり

地域の多世代の人たちが安心して集まって、ちょっとした挑戦と交流ができて、暖かい場所作りをしているのが伝わってきました。公開日に見学させてもらいました。DIYスペースでは、スタッフの方がとても丁寧な説明をしてくれました。子育て室にはぬいぐるみが置いてあって、子どもたちも安心できる場所になっており、良い雰囲気を感じました。、英会話教室もとても良いと思います。住民が参加するワークショップを通じて、場所作りから始めることは、誰かがやってくれるというのではなくて、一緒にやっていくということが、とても良いと思います。今後は若い人や大学の力を借りながら、この取り組みがずっと続いていってくれると良いと思います。この場所が地域のたまり場のようになって、いろんな人の笑顔や会話が増える、素敵な場所になってくれることを期待しています。

5

ReVA復興ボランティアチーム・上尾

(協働先:危機管理防災課)

能登半島地震から1年

~被災者・支援者から学ぶ~

若い世代、特に大学生ボランティアも参加されていて、多世代でやられているのがとても素晴らしいと思いました。本当に継続してこその活動と思います。ぜひ今後も様々な団体、行政と繋がりながら、続けていただければと思います。

【総評】

 さいたま断熱改修上尾部会は昨年度からの取り組みです。こちらの事業は、民間の企業の方の提案と言うこともあり、昨年度は我々の審査会の中でも、この事業の趣旨と営利事業との関係性をいろいろ迷ったところもあり少し事業を修正したこともありました。今年度は非常に貴重な活動をしていただいたと思っています。我々としても少し挑戦でしたが、本当に重要な取り組みしていただいて感謝しているところです。

 芝浦工業大学の取り組みについては、私も大学で地域連携を担当していますが、地域の連携というのはソフト的な面が多いです。工業系大学だとハードも含めて、連携ができるということで勉強させていただいたと思っています。こうした企業・事業者の皆さんとか大学との連携ということは今年度スタートしています第4次市民活動推進計画の中でも課題になっています。上尾市がこれからどう取り組んでいくかという段階の課題と考えているところです。その中で今回の二つの活動はとても優れたモデルになると思っていますので、今後進めていければと考えています。

 ムーミンの会とこどもとおとなのあそびとたいわのテーマにつきましては、不登校支援に関する取り組みをしていただきました。これに限らず毎年度子育てとか子ども支援に関わる活動の提案がたくさんありますが、それを見ると上尾市で子ども子育て支援分野に関する市民団体の取り組みが非常に活発だなということの表れと同時に、逆に言うと上尾市ではそういったことは非常に大きな課題になっているということ、また行政の施策がなかなかそこに届いていないか、届かない部分があるということの表れと思っています。だからこそ市民と行政が協働することに意義があると思っていますので、そういう中で非常に熱心で貴重な取り組みしていただいたことを感謝しています。行政の方としてはこういった取り組み市民団体の支援や連携についても引き続き力を入れて取り組んでいただきたいと思います。

 ReVAの皆さんですが、日頃から連携させていただいていて学生もお世話なっているところです。今回もとても貴重な活動をしていただいたと思っています。また復興支援の分野につきましては、東日本大震災も今回の能登半島支援もそうですが、行政の役割が重要であることはもちろんですし、NPO・NGOあるいはボランティアの力なしに復興がなかなか進まないというのも明らかになっていますので、一番その協働が求められている分野と言ってもいいと思います。そういう中でこういった取り組みをされたということに非常に意義があると感じます。また今回は現地の方との連携も含めた活動になっていましたが、こういった復興を巡ってはその地域だけではなくて地域の人との連携も必要になってきます。今回は能登が非常に厳しい状況にありますのでこちらが支援していますがこちらに何かあれば今度は支援してもらう立場になるわけですから、そういうネットワークを作るというのはとても貴重な活動をされていたと思っています。

 最後に、今回の5団体と行政(市側)の皆さんを含めてとても大事な活動をしてくださいまして、改めて協議会会長の立場からお礼を申し上げたいと思います。