市指定無形民俗文化財「畔吉の万作踊り」が行われました
印刷用ページを表示する 掲載日:2025年4月9日更新 ページID:0392588
4月6日、畔吉源太踊万作踊保存会の主催により畔吉諏訪神社にて、市指定無形民俗文化財「畔吉の万作踊り」が披露されました。
万作とは、万作踊りと呼ばれる舞踊と、段物、万作芝居などといった演劇を総称したもので、埼玉県の代表的民俗芸能です。この芸能は神事芸能ではなく、農民の娯楽芸として、江戸の歌舞伎などの商業演劇の影響を受けながら発達したものです。また、「万作」という、稲や麦などの農作物の豊穣を祈り、祝福する気持ちを、そのまま端的に呼び名にするなど、民俗芸能の本質ともいえる背景を持っています。
万作踊りは、銭輪と呼ばれる直径30センチほどの物を持ち、万作踊りで最初に踊る「銭輪踊り」、何も持たず手振りだけで踊る「下妻(しもつま)踊り」
内容は下妻踊りに似ており、手拭いを持って踊る「手拭い踊り」、歌詞の種類が多く、歌うたいの好みの歌詞で歌われる「伊勢音頭」、4人2組の男役と女役が掛け合い、入れ替わりながらマス形に進み踊る「口説(くどき)」の5種類の演目があります。
畠山市長も「手拭い踊り」に参加し、保存会の皆さんとともに手拭いを使い踊りました。
また、保存会の皆さんや来場者を交えての民謡踊りや小敷谷囃子連による組太鼓も披露されました。