大池自然再生日記2月号
令和5年2月28日
大池の天日干しも2カ月が経過しました。今回も池底の泥にたくさんのひび割れができて、いい感じに乾かされています。こうすることで、窒素が少なくなったり、リンが水に溶けづらくなるため、水の汚れの原因である植物プランクトンが増えづらくなります。それと昨年あった水たまりがなくなりました!大池の一番北側では、今年はしっかりとしたみお筋ができています。これも毎年天日干しを続けた効果かもしれません。
それと最近よく「魚はどこにいったんですか?」という質問があります。一番最初にかいぼりをした時は、水を抜いた後も残っている水たまりに魚がたくさん残っていました。今年も水たまりで天日干しをやり過ごした魚たちが、温かくなったら繁殖するはずです!春の訪れを感じる季節になりましたので、多様な生き物でにぎわう大池を楽しみに待ちましょう。
大池は天日干しでしっかり乾いています(左)、泥にはびっしりひび割れができました(右)
大池の一番北側は、昨年は大きな水たまりができていました(左)、今年はみお筋がしっかりできています(右)
令和5年2月5日
令和5年になっても市民参加型イベント「みんなで水辺守 きらめく湿地を再生させよう!編」は、引き続き開催されています。市民ボランティア上尾水辺守と当日参加ボランティアの皆さんが協力して、園内の湿地の草を除去したり、湿地の水たまりを造るために泥を掘ったり、湿地にたくさんのお日様があたるように樹木を伐採したりと、色々な作業をしてもらっています。皆さんの協力のおかげもあって、湿地にもかなり開放感が感じられるようになりました!湿地には多様な水草が再生したり、ニホンアカガエルが卵を産みにきたりするので、色々な生き物の住処になります。春になるのが待ちどおしいです!
このイベントは2月と3月であと3回開催する予定です。泥んこ作業(遊び?)をしながら、公園の湿地の再生に携わっていただける方は、是非参加してください!
みんなで泥ほり作業中(左)、泥は大池の浅場に撒きだします。どんな水草が再生するかな!?(右)
みんなのおかげで、お日様がたくさんあたる開放感ある湿地になりました(左)、開放的になったせいか、カモが訪れているようで(右)