大池自然再生日記4・5月号
令和4年5月29日
今日から、市民の皆さんと一緒に、上尾丸山公園の水辺を再生するためのイベント「みんなで水辺守 アメリカザリガニ駆除編」が再開されました。この市民参加型イベントは今年で3年目に突入です。この日は5家族14名の皆さんが参加してくれました。
カイツブリも順調に巣造りをしています。上尾市公式Youtubeチャンネル「あげTube」で、巣造りの様子を見てもらうことができます。6月3日にはなんと・・・6羽のヒナを確認しました!大池では1組のつがいで新記録になります。みんな元気に大きくなってもらいたいですね!!
それと、6月26日まで、上尾水辺守の2期生の募集をしています。上尾丸山公園の自然再生に興味のある方は是非、応募してください。
ミニレクチャーではアメリカザリガニの生態系被害などを説明します(左)、ワナにかかった生物を数えます。在来種は池に戻して、アメリカザリガニなどの外来種は駆除します(右)
カイツブリの親子。親鳥はヒナを背中に乗せています(左)、上尾水辺守のアメリカザリガニの駆除作業の様子(右)
令和4年5月8日
この日は上尾水辺守の皆さんと今年度初めてのアメリカザリガニの駆除を実施したんだ。まだ、水温も低いからあまり獲れないかな!?・・・と思いきや、大きいザリガニがたくさん獲れました。水草の生息環境を整えるために、まだまだアメリカザリガニの駆除を進める必要があります。今年も5月29日から「みんなで水辺守 アメリカザリガニ駆除編」を再開するので、皆さんの参加をお待ちしています!
大池は、今年も池底まで見えるような透明度になりました。今が1年のうちで池の水が一番きれいな時期なんだ!これも皆さんと取り組んだ自然再生の成果なので、たくさんの人に知ってもらえると嬉しいです!
アメリカザリガニの駆除作業の様子(左)、この時期は池底までしっかり見えます(右)
令和4年4月24日
今年度も上尾丸山公園で継続的に自然再生に取り組む市民ボランティア「上尾水辺守(あげおみずべもり)」の皆さんの活動がはじまりました!この日は春の活動初日なので、外来種のアメリカザリガニとミシシッピアカミミガメを駆除するためのワナを組み立てて、大池などの池に設置したんだ。地域本来の自然を再生するためには、生態系に大きな被害をあたえる外来種の駆除を地道に続ける必要があります。
市民の皆さんと協働で整備した浅場の水草も順調に生育しています。浅場の近くではホソミイトトンボが確認されたんだ。これから夏に向けて、色々な種類のトンボが確認できるようになると思います。昆虫観察ができる水辺になったのも自然再生の取り組みの成果です。自然が豊かになりつつある上尾丸山公園に是非、足をはこんでみてください!
アメリカザリガニの駆除用のワナの組み立て作業の様子(左)、外来カメ類の日光浴ワナの設置作業の様子(右)
市民の皆さんと整備した大池南浅場(左)、浅場近くにいたホソミイトトンボ(右)
令和4年4月12日
令和4年度になりました。今年度も自然再生日記をよろしくお願いします。大池は約3カ月の池底の天日干しをした後、水が満水に戻りました。浅場には抽水植物の新芽が出始めているんだ!それと天日干し中は大池からいなくなっていたカイツブリも戻ってきて、つがいが「キュリリリリ」と鳴きかわしていました。今年もヒナの誕生が見られるかも!?しれないね。
2月から3月に行われた市民参加型イベント「みんなで水辺守 大池に浅場をつくる編」で市民の皆さんと再生に取り組んだ湿地でも抽水植物の新芽が出始めています。どんな植物が再生するか考えるとワクワクしますね。
今年も上尾丸山公園で地域本来の自然再生の取り組みを行っていくので、楽しみにしていてね!
水が満水になった大池。左手には「みんなで水辺守」で整備した新しい浅場があります(左)、浅場のフトイの新芽(右)
鳴きかわしているカイツブリのつがい(左)、「みんなで水辺守」で再生に取り組んだ湿地(右)