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大池自然再生日記6月号

印刷用ページを表示する 掲載日:2021年7月5日更新 ページID:0280983

令和3年6月29日

 今日はいいニュースです!5月に大池で巣作りをしていたカイツブリにヒナが誕生(たんじょう)したよ。昨年の6月と10月につづいて、大池では3回目となりました。かいぼりをしたときに造った浅場で水草がふえて、カイツブリが巣作りや子育てをしやすい水辺になってきたからだね。
 上尾丸山公園よりも前にかいぼりをした東京都の井の頭恩賜公園(いのかしらおんしこうえん)でも、カイツブリのヒナがたくさん誕生しています。大池でも、今回ヒナが誕生したツガイ以外にも別のツガイが確認されているから、これからもヒナの誕生が続くかもしれないね。みんなで楽しみに待ちましょう!

ヒナ2羽を背中に乗せて泳ぐカイツブリ
カイツブリの親鳥がヒナ2羽を背中に乗せて泳いでいます

令和3年6月12日

 この日は、上尾水辺守のみんなと一緒にトンボのモニタリングを行いました。トンボは成虫になるまでは、ヤゴとして池のなかで生活している昆虫だから、かいぼりによって水質が改善したり、外来魚がいなくなったり、水草が再生したりすると種類や数が増える生き物だと言われているんだ。調査は大池のまわりや、少し池から離れた園内の湿地のまわりで行いました。
 大池のまわりには水草が多くなると数が増えてくるコフキトンボをはじめ、ショウジョウトンボ、コシアキトンボ、シオカラトンボ、ウチワヤンマ、クロイトトンボなどが見つかったんだ。それと、園内の湿地では、池の植生が豊かなになると確認されるチョウトンボも見つかりました。チョウトンボは昨年、大池で1回確認されて以来の2回目の確認です!名前のようにチョウのようにヒラヒラと飛ぶとてもきれいなトンボなんだ。大池の水草がもっと豊かになって、大池でもたくさんチョウトンボが見れるようになるといいね!

水辺守のみんなとトンボモニタリングをしました 大池で見つかったウチワヤンマ 園内の湿地で見つかったチョウトンボ
モニタリングの様子(左)、大池で見つかったウチワヤンマ(中)、園内の湿地で見つかったチョウトンボ(右)

令和3年6月5日

 大池ではかいぼりをした後に、5月に水が透きとおるようになりました(今年で2回目なんだ!)。池の中に光が差し込むようになって、水草が生活しやすい場所になりつつあるんだけど、それは、水草以外の藻類(そうるい)にとっても生活しやすい場所になるんだ。6月になって、池の底で増えた付着藻類(ふちゃくそうるい)が水面に浮きあがるのが目立つようになったので、この日は上尾水辺守のみんなに付着藻類のお掃除をしてもらったんだ。
 池の中で作業をしていると、来園者の方から、声をかけていただけます。「水がきれいになったことで、浮くようになった藻類のお掃除をしているんですよー。」って説明すると、「そうなんだー。」、「がんばってください!」、「いつも、ありがとう。」など多くのはげましの言葉をいただきます。市民のみなさんに少しづつ、大池の自然がよくなっているのが伝わっているように感じます!

大池で発生した付着藻類 上尾水辺守付着藻類お掃除中 付着藻類がかなり減りました
大池で発生した付着藻類(左)、上尾水辺守のみんなにお掃除してもらいました(中)、付着藻類がかなり減りました(右)