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大池自然再生日記6月号

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年6月30日更新 ページID:0251039

令和2年6月30日 上尾水辺守活動再開

 新型コロナウイルスの影響で活動を休止していた市民ボランティアの上尾水辺守(あげおみずべもり)の活動が再開されました。かいぼりの効果の検証と水辺の再生活動は、上尾市と上尾水辺守の協働で行われるんだ。6月26日、27日、28日に水の中の生き物調査・外来種の駆除、付着藻類の除去作業、大池北側の浅場の外来草の除去作業、大池南側の浅場の緑化などを行ってもらったよ。
 水の中の生き物としては、在来種のモツゴ、ヨシノボリ類、ギンブナ、ドジョウ、テナガエビ、スジエビなどがたくさんいました。でも、外来種のアメリカザリガニ、ミシシッピアカミミガメ、ウシガエルのオタマジャクシなどもいました。池の在来種の自然を再生させるためには、かいぼりでは捕獲が難しい外来種の駆除を続けることが必要になるんだ。これからも、上尾水辺守のみなさんに協力してもらって、水辺の自然が豊かになれば大池くんとしても嬉しいです。公園で水辺守のみんなの活動を見かけたら、ぜひ声をかけてください。

はりあみの回収作業 生き物の仕分けの様子
はりあみの回収作業と生き物の仕分けの様子(在来種は池に戻します)

令和2年6月19日

 梅雨(つゆ)になり、雨もふるようになったせいか、大池ではカエルの鳴き声がよく聞こえるんだ。外来種のウシガエルの声も聞こえるけど、違うカエルの鳴き声も聞こえます。写真はとれていないんだけど、北側の浅場で「トウキョウダルマガエル」が見られました。このカエルは埼玉県のレッドデータブックにのっているめずらしいカエルです。田んぼで生活しているカエルだから、大池に田んぼみたいな水深が浅い浅場ができたことで、どっかからお引越ししてきたのかもね。写真が撮れたらこのホームページで紹介します。
 あとは、トンボをよく見るようになりました。飛んでいるトンボも良く見るし、池の木杭をよく見るとヤゴのぬけがらを見つけることができます。季節が変わって大池の自然にも変化が見れるようになってきました。

コシアキトンボ ウチワヤンマ
コシアキトンボ(左)とウチワヤンマ(右)

令和2年6月8日

 最近の大池では、付着藻類(ふちゃくそうるい)が発生しているなかに、よく見ると植物の芽生えが確認できます。種類を調べたところ、抽水植物(ちゅうすいしょくぶつ)のガマの仲間であることがわかったんだ。かいぼり後に初めて自然に再生した水草になります。
 ガマの仲間が見れるところは、中の島より、北方面(自然学習館のほうに向かう)の池の西側(芝生広場とは反対側の丸山都市下水路沿い)です。ここは、池底の天日干しをしたときに、泥のひび割れが多く確認されたところなんだ。十分に天日干ししたことで、新たな水草が再生したと考えられます。
 これからも、みんなで大池の自然がどのようになっていくかを見守っていこうね!

大池で芽生えたガマの仲間 ガマの仲間(拡大)