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「風しん」とはどのような病気ですか

印刷用ページを表示する 掲載日:2013年5月22日更新 ページID:0079228

   

 風しんウイルスによって起こる急性の発しん性感染症で、流行は春先から初夏にかけて多くみられます。潜伏期間は2-3週間(平均16-18日)で、主な症状として発しん、発熱、リンパ節の腫れが認められます。ウイルスに感染しても明らかな症状がでることがないまま免疫ができてしまう(不顕性感染)人が15-30%程度いるようです。一度かかると、大部分の人は生涯風しんにかかることはありません。従来、集団生活にはいる1-9歳ころ(1-4歳児と小学校の低学年)に多く発生をみていましたが、近年は多くが成人男性となっています。これは、20歳代後半以上の年齢の男性については、風しんの予防接種を受ける機会がなかった(女性は中学校で集団接種していた)、又は接種する機会はあったが、その接種率が極めて低かったことが要因となっていると考えられています。
 風しんウイルスは患者さんの飛まつ(唾液のしぶき)などによってほかの人にうつります。発しんのでる2-3日まえから発疹がでたあとの5日くらいまでの患者さんは感染力があると考えられています。感染力は、麻しん(はしか)や水痘(水ぼうそう)ほどは強くありません。
 風疹の症状は子どもでは比較的軽いのですが、まれに脳炎、血小板減少性紫斑病などの合併症が、2,000人から5,000人に一人くらいの割合で発生することがあります。その点では軽視できない病気です。また、大人がかかると、発熱や発しんの期間が子どもに比べて長く、関節痛がひどいことが多いとされています。一週間以上仕事を休まなければならない場合もあります。