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殿山遺跡出土旧石器 

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年3月9日更新

上尾市文化財紹介(埼玉県指定:有形文化財:考古資料)

(ふりがな)   とのやまいせきしゅつどきゅうせっき 
【文化財名】  殿山遺跡出土旧石器
【種別】     有形文化財・考古資料
【員数】     1括
【指定年月日】 埼玉県指定(平成12年3月17日)
【所在地】    上尾市教育委員会
【概要】   
 石器の年代は、今から約2万年前です。これは、出土した石器の下に約2万2千年前の火山灰が積もっていたことから推定されました。
 出土した約2,300点の石は、礫〔れき〕と石器に2分類されます。礫は、調理用の焼き石です。石器は、生活道具(ナイフ形石器・スクレイパーなど)と破片(生活道具を作った残り片)です。
 石器の材質は、大半は黒曜石であり、ほかに安山岩やチャート・めのうなどがあります。殿山遺跡の特徴は、(1)瀬戸内地方の国府〔こう〕型ナイフ形石器が出土したこと(2)南関東に広がる茂呂型ナイフ形石器が遺跡の主体であること(3)その他、さまざまな種類の石器作りをこの遺跡で行っていたことです。
 その結果、(1)と(2)の東西の石器が同じ土の層から見つかることにより、約2万年前の東西文化交流という可能性が殿山遺跡によって示されることになりました。
 瀬戸内地方の石器が上尾で出土したということは、西日本と東日本の文化交流を物語る重要な証拠品です。交流の方法は(1)石器の交換、(2)技術者の移動、(3)殿山人の模倣、という仮説が考えられます。
 また、調査が進むにつれ殿山人の独自の技術として「殿山技法」という石器製作技術も言われるようになりました。

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第76集殿山遺跡(先土器時代石器群の保管・活用のための整理報告書)(平成16年11月30日) 
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