ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 教育委員会 > 平方村石倉家文書 

平方村石倉家文書 

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年3月9日更新 ページID:0144512

上尾市文化財紹介(有形文化財:古文書)

(ふりがな)   ひらかたむらいしくらけもんじょ 
【文化財名】  平方村石倉家文書
【指定番号】  第82号
【種別】     有形文化財・古文書
【員数】     1括
【指定年月日】 平成17年3月28日
【所在地】    上尾市教育委員会
【概要】   
 「石倉家文書」は、明治以降の近代資料がその大半を占めています。その主な内訳は(1)荒川舟運についての船積問屋関係資料(2)米穀雑穀業・しょうゆ醸造関係資料(3)中武館製糸・平方製糸関係資料(4)中武銀行・中武商事関係資料(5)石倉家関係資料(幕末年番名主を勤めた旧飯田家文書を含む)-などです。
 このように、石倉家に残された多くの近代資料は、明治から昭和戦前期に至る上尾地域の経済活動を知る上での重要な歴史資料です。
 石倉家は、幕末から平方河岸の集落地で団子屋を営むかたわら、慶応4(1868)年6月、当主勇次郎が平田船〔ひらたぶね〕を購入、平方では6番目の船積問屋になった河岸場の新興勢力です。平方では高崎線開通(明治16年)、開平橋の固定化(明治23年)により、荒川舟運の中継河岸化が進展、明治中期から大正中期にかけては石倉家が河岸繁栄を担うようになります。特に2代目又左衛門時代(明治42年から昭和14年)は舟運にかかわりつつ、米穀雑穀業・しょうゆ醸造(上石印)・製糸業(中武館)・煉瓦製造・金融業(中武銀行・中武商事)・運輸業(上尾自動車商会)など手広く多角的に経営を拡大し、昭和初期には「平方の三井」(地元新聞)と称されるようになっていきました。

市刊行物のご案内

上尾市文化財調査報告
第63集上尾市石倉家住宅調査報告書(平成11年8月6日)
上尾市文化財調査報告
第81集上尾市指定有形文化財平方村石倉家文書目録上尾宿助郷関係(壱丁目村)文書目録(平成19年3月31日)

平方村石倉家文書

平方村石倉家文書

文化財保護関係刊行物へ

市史関係刊行物へ