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上尾の摘田・畑作用具

印刷用ページを表示する 掲載日:2010年11月24日更新

国登録有形民俗文化財

(ふりがな)   あげおのつみた・はたさくようぐ
【文化財名】  上尾の摘田・畑作用具  
【種別】     民俗文化財・有形民俗文化財
【員数】     521点
【登録年月日】 平成28年3月2日
【所在地】    上尾市教育委員会
【概要】   
 上尾の摘田・畑作用具は、埼玉県上尾市域において,稲の直播栽培である摘田と、麦やサツマイモなどの畑作に使用された農耕用具を収集したものです。市域では、農業は水はけの良い土壌の特性をいかした畑作を基本とし、稲作は用排水路の設置が困難な地理的制約から台地の谷地部にある低湿地帯で行われてきました。そのため、苗代で育てた稲を田に移植する植田は適さず、昭和40年代まで摘田でした。
 摘田用具は、田作りを始め、播種 、除草 、施肥、収穫、選別調整などの各工程に使われた用具から構成されます。畑作用具は、麦作に使われた用具が中心で、耕起から選別調整までの一連の用具が収集されています。
 日本の稲作は、田植による植田が栽培法としてよく知られていますが、明治時代までは直播栽培も広く行われており、摘田も日本在来の稲作栽培法と考えられています。ただし、水田開発や農業技術の進歩によってすでに消滅しています。そうした中で、比較的遅くまで摘田が行われていた上尾市域では、用具の残存度が高く、農業の基盤であった畑作の用具とともにまとまって収集されています。関東平野の中央部に位置する大宮台地で行われてきた農業経営の実態、特に畑作地域における稲作の地域的な様相を知ることができ、我が国における農耕文化の変遷を考える上で注目されます。

刊行物のご案内

上尾市史
第九巻別編2 金石・文化財(平成11年3月31日)
摘田技術保存会編
上尾の摘田[DVD・解説書](平成22年3月26日)

上尾の摘田・畑作用具

摘田畑作

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