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東京2020パラリンピック銅メダリスト菅野選手の特別授業が行われました

印刷用ページを表示する 掲載日:2022年3月22日更新 ページID:0304944

 3月18日、大石南小学校で 東京2020パラリンピック車いすテニスクアードダブルスで銅メダルを獲得した、同校の卒業生でもある菅野浩二選手の特別授業が行われました。

菅野選手 

 特別授業は、小学3年生43人・4年生35人を対象に行われ、菅野選手の生い立ちや東京2020パラリンピックで銅メダルを獲得するまでの努力・苦悩を中心に「さまざまな苦難を乗り越えて現在にいたるまで」というテーマでお話しをいただきました。

 特別授業の中で、実際にオリンピックで獲得した銅メダルを手にした児童は、予想以上の重さとメダルの美しさに目を丸くして驚いていました。

銅メダル    銅メダル

 最後に、菅野選手から「例え歩けなくなっても、がんばれば仕事もできるしスポーツだってできる。やる気さえあれば夢だって叶う。これから多くを経験する皆さんは、どんな時も諦めない気持ちを持ってください。応援しています」と熱いエールが送られました。

集合写真

 特別授業を受けた児童からは「怪我をしても、あきらめない気持ちがすごいと思った」「無理だと思っていたことでも、気持ちを切り替えてがんばりたい」などの感想がありました。

 今回の授業を受けた78人の児童は、普段の授業では決して得ることができない、特別な何かを掴んだことでしょう。

菅野浩二選手を紹介します!

菅野浩二選手写真(提供:株式会社リクルートオフィスサポート)

 菅野浩二(すげの こうじ)選手は、東京2020パラリンピックの車いすテニス「クアード」カテゴリーの選手です。
 1981年8月24日生まれ。上尾市立大石南小学校出身。
 リクルートに所属し、リクルートオフィスサポートに勤務しています。
 菅野選手は高校1年生のときバイク事故で頚椎損傷になり、首から下に障害を負ってしまいます。
 20歳のときに知人から競技用車いすを譲り受けたことが車いすテニスを始めるきっかけでした。
 2017年には、四肢に重い障害のある選手を対象にした「クアード」へ転向。
 そこから国内ランキング1位に輝き、国際大会でも数度の優勝を果たします。
 世界ランキングは現在6位。世界でも有数の実力者です。

 菅野選手は、東京2020パラリンピック車いすテニス「クアード」ダブルスにて、見事銅メダルを獲得しました!

車いすテニス「クアード」とは?

 車いすを自在に操りプレーする車いすテニス。
 一般で知られるテニスとの主な違いは、返球するまでに2バウンドまで許されているという点。
 しかしそれ以外は、一般のテニスとほとんど同じルール、同じコート、同じ道具を使って行われます。

 さらにその中でも、「クアード」とは四肢に重い障害のある選手を対象にした男女混合のカテゴリー。
 握力がない選手はグリップと手をテーピングで固定したり、中には電動車いすでプレーする選手もいます。
 「男子」「女子」のカテゴリーに比べて車いすを操作するスピードも落ちるため、その分技術や戦略が重要になってきます。