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消費生活講演会「人は、なぜだまされるのか。」が行われました

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年6月1日更新 ページID:0198124

  

 5月27日、コミュニティーセンターで、消費生活講演会「人は、なぜだまされるのか。」が行われました。
 後を絶たない振り込め詐欺をはじめとする特殊詐欺。あるいはマルチ商法やデート詐欺。様々な詐欺について、テレビ等でよく知っているはずなのに、人はなぜだまされてしまうのか。そんなだまされてしまう心理について、立正大学心理学部対人・社会心理学科教授である西田公昭(にしだ・きみあき)さんが、わかりやすく講演してくれました。 

 講演会タイトル

 西田さんによれば、人は生物学的に最小資源の最大活用化、言い換えれば無駄な労力は省こうとする習性があるとのこと。例えば「信じる」ことによって「自分で確かめる」という労力を避けているということです。したがって、誰にでも「信じやすい」土壌があるというわけです。
 しかも、「だます側は24時間だますことを考え、情報収集・手段の研究など十分な資源を投下して全力でかかってきています。逆にみなさんは一日の中でどのくらいだます側のことを意識していますか。」と西田さんは言います。

 講師の西田公昭さん

 「誰もがだまされやすい」という前提で、西田さんは対処方法を「さしすせそ」で教えてくれました。話がお金のことになったら、相手が身内でも「さっと警戒モードに切り替える」「しっかり相手と内容を確かめる」「すぱっと怪しさに気付く」「せいいっぱい誘惑や恐怖に耐える」「そく(即)誰かに相談する」。参加者は大きくうなずきながら話を聞いていました。
 パネル展示1  パネル展示2

 パネル展示3  パネル展示4

 講演と並行して、ロビーでは「ミニ消費生活展」と題して、各消費者団体のパネル展示が行われていました。自立した消費者になるため、この機会にあらためて注意したいものです。