ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 上尾市議会 > 議第5号議案

議第5号議案

印刷用ページを表示する 掲載日:2007年3月20日更新 ページID:0002285

「法テラス」のさらなる体制整備・充実を求める意見書

 司法制度改革の一環として、法律サービスをより身近に受けられるようにするため総合法律支援法が2年前に施行された。同法に基づき「日本司法支援センター」(愛称・法テラス)が設置され、10月2日、全国で一斉に業務を開始した。
 「法テラス」は「身近な司法」実現へ中核となる組織で、情報提供、民事法律扶助、司法過疎対策、犯罪被害者支援、国選弁護の事務などを主な業務としている。業務開始の初日だけで全国で約2,300件もの相談があり、期待のほどが伺える。
 今後、法的トラブルの増加も予想されるだけに、「法テラス」は時代の大きな要請にこたえる機関である。2005年、2006年に鳥取、茨城県などで4回の試行を実施した結果からは、相談件数が年間100万から200万件を超えると予想されており、これに対応できるだけの体制整備が望まれる。
 よって、国及び政府においては、「法テラス」の体制をさらに充実させるため、下記の項目について早急に実施するよう強く要望する。

一、全国で21人しか配置されていないスタッフ弁護士を早急に大幅増員すること。
一、司法過疎対策を推進し、いわゆる「ゼロワン地域」を早急に解消すること。
一、高齢者、障害者などの司法アクセス困難者への配慮として、訪問や出張による相談などを実施すること。
一、「法テラス」について、特に高齢者、障害者、外国人、若者などに配慮し、きめ細かく周知徹底を図ること。
一、利用者の利便性を鑑み、「法テラス」は日曜日も業務を行うこと。
一、メールによる相談サービスを早期に導入すること
 以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出する。

平成19年3月20日

上尾市議会

平成19年3月20日

提出者  上尾市議会議員  橋北  富雄
賛成者  上尾市議会議員  島村  穣
賛成者  上尾市議会議員  遠藤  朝子
賛成者  上尾市議会議員  黒須  喜好
賛成者  上尾市議会議員  佐野  昭夫