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議第13号議案

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年10月7日更新 ページID:0258961

大規模自然災害に備えた早急な治水対策を求める意見書

 昨今、地球温暖化などの気候変動が一因と言われる大規模自然災害が頻繁に発生し、我が国においても全国各地で甚大な被害を及ぼしている。
 令和元年10月の台風第19号では、各地で観測史上最大雨量を観測するなど記録的な豪雨となり、東日本を中心に多数の河川氾濫等大規模な浸水被害が発生した。
 これらの状況により、頻発化する大規模自然災害に対して、現状の治水対策では十分ではなく、とりわけ河川氾濫による社会基盤への被害を低減させるためには、早急な治水対策が必要であることが明白となった。
 本市においても令和元年台風第19号により、大石・平方地区等をはじめ大規模な被害が発生しており、事前の治水対策は喫緊の課題である。
 「荒川水系(埼玉県域)大規模氾濫に関する減災対策協議会」では、河川管理者、市町等が連携・協力して、減災のための目標を共有し、ハード対策とソフト対策を一体的、計画的に推進することにより、荒川水系(埼玉県域)において氾濫が発生することを前提として社会全体で常に洪水に備える「水防災意識社会」を再構築することを目的に取り組んでいる。また、国交省により策定された「荒川水系河川整備計画」においては、平成28年度から概ね30年計画として治水対策の計画が示されている。
 よって、国及び政府においては、計画の早期実施に向け、本市をはじめ地方公共団体が実施する河川整備に対する財政支援を充実させるとともに、関係機関との一層の協力を図り、堤防整備、河道掘削・樹木伐採の河道対策に加え、遊水池の整備、浸水が想定される区域の土地利用制限、家屋移転、住宅の嵩上げ、避難場所等に活用する高台整備、土地利用に応じた内水対策等を計画地周辺住民への丁寧な説明のうえ、早期に実施するよう強く要望する。
 以上、地方自治法第99条の規定に基づき意見書を提出する。
 令和2年10月5日

                                      上尾市議会
 令和2年10月5日
提出者 上尾市議会議員 尾花 瑛仁
賛成者 上尾市議会議員 原田 嘉明
賛成者 上尾市議会議員 前島 るり