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教育委員会委員リレーエッセイ  -吉田るみ子 委員-

印刷用ページを表示する 掲載日:2013年8月19日更新

 プラス思考で明るく生きよう  〔 吉田 るみ子  委員 〕

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 上尾市の教育委員になって、10か月が経ちました。未だに「教育委員の仕事」とは何かを考え中です。教育委員として必要があれば、どこにでも、顔を出して勉強しようと思っています。

 今回、教育委員リレーエッセイを書く順番が来てしまいました。何を書こうか考えれば考えるほど、ノート1行で終わってしまいます。エッセイのことが頭の片隅にいつもあり、宿題を出されて憂鬱になる子どもの気持ちになっていました。

 そこで、エッセイのネタ探しを始めました。何かネタはないかと探しているとき、ラジオを聴いていたら、エッセイスト、小説家、作家で活躍されている林真理子さんが、トーク番組で書くことの大変さを話していました。常に、ネタはないかネタはないかと、考えているそうです。あれだけ有名な作家でも、書けなくなることがあるそうです。書けなくなったら、リセットして小説にしたり、エッセイにしたりと、常に切り替えているそうです。

 また、マイナスのネタをプラスに切り替えるそうです。林さんは、出版社に入社して、いじめにあったり、書いたものをボツにされたり、同級生たちがどんどんプロになっていくのに、自分はなかなか芽が出なかった、その悔しさや、諦めの中から、マイナスの経験を小説にしたそうです。 どんな境遇でも、リセットして、プラスの考えに持っていくことが大切なことだと言っていました。私も、リセットして自分を見つめなおし、リレーエッセイのネタ探しをしてみました。

 最近、自転車で行動することが多いのですが、私は自転車の運転が下手なので、あまり車の通らない道を選んで、通るようにしています。ところが、その細い道に車が入って来る事があり、その時、私は必ず止まり、ブロック塀にへばりついて、車を先に通します。しかしながら、運転者はすましていたり、携帯電話で話をしながら、又は隣の人とおしゃべりをしながら、ひどい人は邪魔だといった顔して、通り過ぎていきます。会釈していく人は、10人に3人ぐらいです。いつも腹を立てていました。

 しかし、リセットして、自分が車に乗っているときはどうだろうと考えました。「車同士すれ違う時、常に挨拶するだろうか。細い道で、相手が待っていてくれた時、会釈したり、手を挙げたりしているだろうか。」マイナスに考えて腹を立てるよりも、プラスに考えて自分が笑顔で会釈しようと思うことにしました。すると相手も手を挙げてくれたり、会釈してくれたりします。それだけで、なんだか嬉しくなります。私は文才がないので、どんなにリセットしても、小説は書けませんが、リセットしただけで、気持ちだけは明るくなりました。

 また、私の通っている着付け教室では、「日本の伝統文化を多くの方々に普及していく」という使命を持っています。そのご指導の中に次のような内容がありました。

 

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               プラスの考え方で問題に対処する。

   人生の中でいろいろと生ずる問題に対処する時その問題を直視する。そしてたじろがず、
  その問題から逃げ出さない。

   無意味に興奮したり感情に走ったりすることがなく、静かさの中に情熱を燃やし続ける。

   そして否定せず、相手や周りに責任を押し付けず、率直に創造的に対処する。

   懐疑を持たず、こころを開き素直さと明るさと信頼を持ってことにあたり、すべてを感謝の心
  で受け止め、絶対に負けず、あきらめず、勝利を目指して前進して行こう。

 私は、この文章を読んだとき、「なるほど、このような考え方をするほうが、楽しく生きられる」と思いました。いくつになっても、このような気持ちを持ち続けていきたいです。さらに、この着付け教室の真髄、着物は日本の伝統文化であり、この文化を後世へ伝えていくという使命を持っています。その使命とは

一 伝承者として

 ふさわしい基本技術を修得し人間性豊かな指導者を目指そう

一 伝承者として

   常に創造性を発揮し時代に対応していこう

一 伝承者として

 広く地域社会に貢献し後に続く人材の育成に努めよう

 他にも、まだまだ日本の伝統文化はたくさんあります。日本の文化は古臭いとか、時代に合っていないと言う若者も多いと思いますが、言葉遣いにしても、しぐさにしても日本の伝統文化が持つ良さもプラス思考で考えていきたいものです。

 上尾市教育委員会委員  吉 田 る み 子