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大池自然再生日記9月号

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年9月25日更新 ページID:0257671

令和2年9月25日

 8月から9月にかけては、1年のなかでも水がにごりやすい季節です。大池でも、8月下旬からは狭い範囲だけどアオコが確認されていて、にごっているんだ。今の大池は、浅場で水草が再生したり、今まであまり見られなかったカイツブリなどの水鳥が増えたりと、ある程度、自然が再生しているけど、大池の水質を回復させるには、今以上に自然が豊かになる必要があるようです。沈水植物が再生して、ミジンコなどの小さい生き物の隠れ家が多くなれば、池の自浄作用(じじょうさよう)が高くなって、水のにごりの原因になる植物プランクトンも減るはずなんだ。そんな大池の姿を期待しつつ、上尾水辺守と上尾市は自然再生の活動に取り組んでいるから、これからも応援してもらえればうれしいな。

大池の様子 大池のアオコ
 大池の様子(左)、大池で発生したアオコ(右)

令和2年9月16日

 今日は外来種についてのお話だよ。上尾丸山公園の池では上尾水辺守のみんなに協力してもらって外来種の駆除をしています。見つかった外来種のなかにはヒメダカや観賞用に品種改良されたメダカがいるんだ。かいぼりの前には見つかっていないので、かいぼり後に誰かが放している可能性があります。
 この地域で生活していたメダカは「ミナミメダカ」であって、ヒメダカや品種改良されたメダカではありません。別の場所では、ヒメダカなどを、メダカの保護活動として放流している例があるみたいだけれど、ミナミメダカの保護にはつながらないんだ。
 上尾丸山公園の水辺にはかいぼり後にモツゴ、ギンブナ、ドジョウ、テナガエビなどたくさんの在来種が生活しているから、外来種のヒメダカや品種改良されたメダカを池に絶対に放さないでね!大池くんからのお願いです。

池で見つかった外来種のヒメダカと品種改良されたメダカ
池で見つかった外来種のヒメダカと品種改良されたメダカ

令和2年9月8日

 9月5日に上尾市自然学習館の自然観察会スペシャル企画「みんなで水辺守 アメリカザリガニ駆除編」の3回目が行われたよ!この企画は、一般の参加者の皆さんにアメリカザリガニの駆除作業をお手伝いしてもらうことのほかに、アメリカザリガニが自然に与える影響についてのミニレクチャーがあります。上尾水辺守のみんなにも協力してもらって、参加者の皆さんにアメリカザリガニが入った池では水草がなくなってしまうことを説明したところ、おどろきの声をいただきました。この企画をとおして、アメリカザリガニの影響を多くの人に知ってもらって、水辺の環境が良くなっていけば大池くんもうれしいな。
 上尾市自然学習館の展示コーナーもリニューアルされて、今の浅場の自然の解説が追加されたんだ。上尾丸山公園に遊びにきたときは、ぜひ、見ていってね!

みんなで水辺守のミニレクチャー 上尾市自然学習館の展示コーナー
みんなで水辺守のミニレクチャーの様子(左)と上尾市自然学習館の展示コーナー(右)