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諏訪神社の石灯籠と大山灯籠行事 細川隆平さん(大石地区) まちかど特派員だより

印刷用ページを表示する 掲載日:2017年3月30日更新

諏訪神社の石灯籠と大山灯籠行事

 諏訪神社(畔吉)の門柱を入って、すぐ右側に石灯籠があります。全長179・5センチメートル、地面から火袋(ローソクなどを入れ、火をともす所)まで基礎を含めて102センチメートルあります。石灯籠の構成は下から基礎・竿・中台・火袋・笠・露盤・請花・宝珠の8部からできていて、竿部の正面には「大山石尊大権現」と、大きな字で刻まれています。大山灯籠が石灯籠として設置されているのは、畔吉の諏訪神社と領家農村センターの2カ所で、共に上尾市指定有形民俗文化財に指定されています。

 竿部にある「大山」は、標高1、252メートルの山で、その山頂に大山阿夫利神社(神奈川県伊勢原市)があります。山頂には常に雲や霧が生じ、雨を降らすことから、別名「雨降山」と呼ばれ、農業の神様として信仰されるようになりました。また「石尊大権現」は大山阿夫利神社が石尊大権現と呼ばれていた時代があり、その名残のようです。

 大山阿夫利神社を参詣する大山講が上尾市域の複数箇所で組織され、くじ引きなどで選ばれた数人が、代理で参詣をする代参講が行われるようになりました。また、この神社は立身出世の神とされていたことから、15歳になった男子を代参講に同行させ、お参りを済ませた後は、一人前の男子として認められたという慣習があったようです。

 代参講は、大山の山開き(7月27日~8月17日)に合わせて行われますが、関連行事として、灯籠に灯をともす「大山灯籠行事」が、上尾市域で現在も行われています。この行事に使用する灯籠は、地域で多少異なりますが、ほとんどが木製の組み立て式で、竿と火袋だけで構成されています。この灯籠を所定の位置に固定させ、灯籠の周りに2、3メートルの竹を4本(地域によっては5本)立て、しめ縄を巡らし、灯籠に灯をともして、お参りをします。

 江戸時代から受け継がれている大山灯籠行事は、上尾が農業の盛んな地域であったことを物語っています。また、強い信仰心とともに、地域の人たちが集まり、地域全体の絆を深めていたようです。

 上尾の発展の一助になった大山灯籠行事。この小さな灯に感謝を込めて、手を合わせたいものです。

  諏訪神社の石灯籠 細川隆平さん 

 

 

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