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勝負の世界で勇猛果敢に攻める 藤本梨恵さん~スポットライト 人・仲間~

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年1月25日更新

進化を遂げる女性オートレーサー

藤本梨恵さん

 「常に勝負の世界で生きていきたい」。そう語るのは、女性オートレーサーとして厳しい世界に身を置く、藤本梨恵さんです。
 女性プロボクサーとして初代OPBF(注)女子東洋太平洋スーパーフライ級チャンピオンにまで上り詰めた経歴を持ち、完全燃焼したことで29歳の時にボクシングを引退した藤本さん。「心にぽっかり穴が開いたようで、何か熱中できるものが欲しかった」と、さまざまな競技を模索する中で、体力だけでなく、整備力や技術力が勝敗を大きく左右するオートレースの道にたどり着きます。オートレースは選手寿命が長く、60代の現役レーサーもいるそうで、藤本さんも「10代から60代が一緒に戦う競技はあまりない。私もできるだけ長く続けたい」と話します。
 400人近く在籍するオートレーサーの中で、現在女性はたったの13人。選手候補生入所試験に合格し、30歳でデビューした藤本さんは、男性オートレーサーに交じり奮闘します。しかし「良い成績を残し続けるには運転技術も大事ですが、なにより安定した整備力が必要。小さい頃からバイクに触れている選手と比べると、特に整備力に大きな差を感じます」と語るように、結果が出ず苦しんだ時期もありました。それでも昨年8月のオートレース石狩杯で女性オートレーサー4人目となる優勝を飾ります。自身の強みは「諦めずに続けられること」と話すように、たとえ結果が出なくても心折れずに人一倍練習を続けたことが今回の優勝につながりました。
 「オートレースはまだまだ認知度が低い」と言う藤本さんは「レース場で生の試合を見てほしい。エンジンの爆音と時速150キロで疾走するスピード感はたまりません」と目を輝かせます。「いろいろなところでオートレースが注目を浴びて、オートレーサーになりたいと思う女性が増えれば、女子戦も多くなり、業界もさらに盛り上がると思います」と熱く語ってくれました。
 異色の転身を果たし、プロ5年目にしてまだまだ進化を遂げる藤本さん。これからもオートレーサーとしての長い競技人生を、熱い火花を散らしながら、勇猛果敢に攻めていくことでしょう。

(注)OPBF(Oriental and Pacific Boxing Federation)/東洋太平洋ボクシング連盟

 

ライバルたちを抑え激走する藤本さん(中央1番)

ライバルたちを抑え激走する藤本さん(中央1番)